一種の感動があります
帝国陸軍の「工兵」に関するまとまった著作の代表、まず、400を収録と表記される白黒写真・機械図面に目が奪われます、 各章の中はどのようかと云えば、例えば第三章は、水上作戦・上陸作戦・水上機動作戦・河川戦闘・要塞建設・・・、第5章は、九三式折畳舟・九五式折畳舟・九五式軽操舟機・九五式軽操舟機甲・・・といった具合にそれぞれ1ページから数ページをつかって実に要領良くまとめられています、 そんな記述のあいまあいまに次のような文章が挿入されています、 「敵の破壊程度は日露戦争でも日支事変でも、そのはじめのうちは失地を回復するものと信じ、再び使用するため車両などは持ち去ったが、線路には大きな破壊は加えなかった、しかし日露戦争では奉天会戦以後、日支事変では彰徳 会戦以後、その破壊は徹底的となった、中国軍はとくにはなはだしく、蒋介石の”鉄道は原状に復すべし”との命令により、鉄道施設以前の畑地同様と化し、鉄道は陰も形も消えてしまったほどである、、、」 読むべし、
光人社
大砲入門―陸軍兵器徹底研究 (光人社NF文庫) 機甲入門―機械化部隊徹底研究 (光人社NF文庫) 小銃・拳銃・機関銃入門―日本の小火器徹底研究 (光人社NF文庫) 海軍設営隊の太平洋戦争―航空基地築城の展開と活躍 (光人社NF文庫) 日露戦争の兵器―付・兵器廠保管参考兵器沿革書 (光人社NF文庫)
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