きっかけ本として
2005年の本で、この本の主張が”あと2,3年が投資の勝負"という内容なので
その時期を過ぎてしまったいまでは役割を終えている部分も多い。
ただ"きっかけ本"としての役割は健在だし、著者の主張も
共感できる部分が多い。
馴れ馴れしい語り口や装丁から名前、やることのオーバーさ、そして危機感の煽りなどが
下品な印象を与えていて、その部分に神田昌典のようなスマートさがない。
投資の専門家での著作なのに、冒頭インタビューでは自己啓発家
のジェームス･スキナーに話を伺うインタビュアー、
教わり手に回ってしまっているのは、大きくマイナスだと思う。
スキナーの権威を借りたい、というオーラが駄々漏れです。
まあ、そういったマイナス要素を考慮しても、体裁だけきれいな投資本と違い
本質を伝えようという姿勢が伝わってくる。
実体験の
世の中にあまたある投資本ですが、
「この人ほんとにやってんの？」とか、
「この人だからやれたんじゃないの？」
などと疑問に感じてしまうもの。
そんな疑問を感じてしまうと、何の参考にもならず、ただ埃（ほこり）を
かぶってしまうことになります。役に立ちません。
この本の場合、本人がやっていることばかり。
私はこの人のことを損切りができる人、人生を楽しむことができる人、
自分の大事なことに集中できる人だと思っています。
等身大の投資家の話を座談会で聞くような感じかな。
投資の実践が外貨証拠金投資だけなんて
投資の実践が外貨証拠金投資だけなんて、あんまりだと思いました。
もっとあるでしょ？って。
あまり参考にならなかったです。
精神論だけじゃな?。
初心者向け
著者がこの場で述べられている通り、
この本は初心者向けに書かれています。全般的に、『こうすべきだ』的な押し付けが無い点は、
責任逃れとは違う著者の人柄の良さが伺える。 しかし、投資は自己責任であると同時に、
自己判断である事を訴えてあるのか否かは定かではないが、
過去事例や今後の流れ（予想）を説明されている箇所が
大部分を占め、概略が多く感じる。
このあたりは、初心者なら尚更（本書の裏技を含め）、
具体的投資方法は別途、学ぶ必要があります。
サブタイトルの(実践編)を見て読んだ事もあり、
物足りなく感じてしまった・・・
本書の内容ならば、サブタイトルに(実践編) という文言は
入れない方が良かったと思う。
（最もタイトルは出版社が考えたものである事が多いと聞くが） 投資全般について、教科書的に読めば良い本だと考える。
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