人生の座標軸―「起業家」の成功方程式



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人生の座標軸―「起業家」の成功方程式
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比類なき成功の見本

ビジネス系の質の高いメルマガで、グロービスの
堀社長が04年12月に特集されて、興味を持ちました。
以前は民間のビジネススクールとしか認識がなかった
のですが、商社出身、ハーバードに留学、退職後起業と
身近なプロフィールに触発され、本を手にしました。

成功した起業家で、結婚している人が稀少である中
40代前半で子供が4人もいる著者。成功と家庭との
両立が可能であるという、貴重な見本だと感じました。
普通の人にここまで出来るのか、疑問ですが。
(堀社長は普通ではありませんけれど)

心に響いたのは、「長い人生のトータルとして
バランスが取れていることが、一番いいのでは」
という点です。今は仕事にのめり込んでも、後で
リカバー出来ればと言うのは、バランスの悪さで
自己処罰に陥りそうな自分に、救いになる発想でした。

結婚10周年のエピソードなど、人間臭い読み物の
部分も非常に面白い。この根っこからビッグビジネス
が幹に育つ経過。押し寄せる頼まれ事から、
ダイナミックな流れに乗るまで。 まさに複数の
座標軸から見える、1個の人間の多用な側面が
描かれています。人生の折節に読み返したい1冊です。
複数の視点で自分を見つめ直すのに役立ちました

当初の購入動機は、新聞で見かけたビジネススクールの評価ランキング。主要大学が経営する大学院が並ぶ中で、唯一民間の学校が入っており、これがこの本の作者が代表を務めるグロービスというビジネススクール。サブタイトルが”起業家の成功方程式”ってことで、もちろん何かの秘訣を少しでも知りたいとのことで手に取りましたが、実は中身は著者の生き方というか、人生の視点といったところの紹介でした。あれ?これってビジネス書の分類か?と思いきや、これが意外にピタリ。著者の語る「個人」から始まり、果ては「地球人」というだんだん大きな視点でものごとを捉えていく6つの視点(これが座標軸ということらしい)での思考の流れについては、日常生活的にも非常に有用で、読後はこれらの6つの違う視点のうちのいくつかを組み合わせながら物事を考えるようにしています。結構おもしろい習慣となり、思考の幅が広がったような気がしています。もちろん年明けにはビジネスにも役立てていきたいと思っています。
起業家の高邁な理念

グロービスビジネススクールを起業した堀氏のユニークかつ好感の持てる起業家の成功方程式。成功方程式の副題は編集者がつけたものと思われ、本書はビジネスの成功論を語っているのではない。堀氏は人生を楽しくかつ経済的に成功し世界・社会に貢献するという誰もが望む理想の姿を成功ととらえ、オリジナルな視点で説いている。

そのオリジナルな視点が個人、家庭人、組織人、アジア人、世界人というミクロからマクロの座標軸で、私生活から公的生活まであるべき人生の考えを述べている。起業家というと成り上がりの情熱・欲望むきだしと商売の論理に始終しがちだが、堀氏は学生時代の実力もあって、水泳マスターズ大会出場から碁、ログハウスまで趣味の充実した事業と余暇のバランスをとっている。

草稿がホームページの日記だった故か、自分の健康論まで語っていて、若干老成めいた記述もあるが、楽しく読めた。またグロービスという教育事業の起業も堀氏の想いである”世界を担うプロデューサー育成”という高邁な精神を儲かってなんぼのビジネスの世界で実現しているのには敬服する。

ハーバードMBA出身のエリートならでは理想主義的な一面も見られるが、今後の活躍を期待したい
コラムの寄せ集め・・・

殊更に「家庭人/社会人/企業人」のバランスを、自分がいかにとり
理想実現にがんばっていると強調している感。1冊目はビジョンや
夢があったが、まだ事業がどうなるかわからないのに、「成功方程式」
もあったものでもないと思う。
「これもあれもやっている」という押し出しが
パフォーマンスに映って、たいへんしらけた。
省みられなくても、地道にもっと家庭にコミットし、
仕事もがんばろうとしている人たちには「これで何が家族にコミットだ!」
との印象。中身なし
大切な家族にもプレゼントしました。

少しでも自分を変えたい、磨きたい、進む道を見つけたいと思っている人には是非読んで頂きたい本です。
筆者が、日々の行動を通して、自分自身を「個人」「家族人」「組織人」「日本人」「アジア人」「地球人」という枠組で捉えようとしているので、読むことによって、人間の本質を読者が自分自身で感じ取ることが出来る本です。

会社も社会も人間の集団によって形成されており、自分を成長させるのも、会社を成長させるのも、社会をより良くするのも、「理念」「目標」「計画」「行動」「訓練」を繰り返し積み重ねなければならないという点で共通しているのだと思いました。突き詰めると本質は非常にシンプルなのだと思います。
また様々な場面で筆者の行動に一貫性があることに気付かせられます。その原点は小さい頃の筆者の水泳の練習帳にあるのだと思います。つまり、どんな事にも本質を見つけることが出来るのだと気付かされました。

この本は、筆者自身の日々の行動と共に描かれているので、自分なりに咀嚼して行動に移し、自分を変える助けになると思います。
私は読んだ後に、妻と弟へのクリスマスプレゼントとして更に2冊購入しました。



講談社
吾人の任務 MBAに学び、MBAを創る
ビジネスリーダーへの キャリアを考える技術・つくる技術
「愚直」論 私はこうして社長になった
自問力のリーダーシップ (グロービスの実感するMBA)
起業家の本質







         
         

         
         

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